柿渋のこと

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人生100年時代を健康で豊かに過ごすために
今日の元気、明日の健康に、柿渋のチカラを

人生100年時代を
健康で豊かに
過ごすために
今日の元気
明日の健康に
柿渋のチカラを

先人は古来より身近な自然植物を利用して、健康や治療に役立てていました。
柿渋もその一つです。
大正時代のベストセラー「家庭に於ける実際的看護の秘訣(赤本)」には柿渋を使った療法が多数紹介されています。年配の方のなかには家庭や診療所に柿渋があり、治療などにも使われていたというお話をうかがうことができます。

その後医学の発達や科学技術の発展により、柿渋は目立たない存在となりました。しかし古来から伝承で認められてきた柿渋の良さは、近年の健康志向や自然素材への関心が高まる中、再注目され、そのチカラが科学的にも実証されてきています。


柿渋のはたらき
ポリフェノールの力 × 発酵の力

Polyphenols Fermentation

注目その1:赤ワイン・緑茶の10倍以上含まれるポリフェノール


ポリ含有量グラフ

渋柿の果汁を発酵させた「柿渋」には食物繊維、ミネラル、ビタミンなどの多くの栄養素が含まれています。
さらに注目したいのが、健康を維持するために必要な機能性成分としてさまざまな研究が進められている「ポリフェノール」です。

ポリフェノールは植物が紫外線、害虫、周囲に生息する菌など外的ストレスから身を守るために生成される抗酸化物質で、現在わかっているだけでも8000を超える種類があります。例えばお茶に含まれるカテキン、大豆に含まれているイソフラボンなどです。
植物が自身を守るポリフェノールの抗酸化作用は、人の体内で発生する活性酸素を取り除くはたらきをします。現代人の多くが抱える病気や老化は活性酸素が原因とされるので、ポリフェノールを摂取することで様々な不調が改善され、老化のスピードを抑えることが期待できます。

柿がパンチ
柿渋にはタンニン、カテキン、アントシアニンなどのポリフェノールが豊富に含まれ、その含有量は柿渋100g中に3500mg! 赤ワインは300mg、緑茶は230mgですから、なんと10倍以上も含まれていることになります。

柿渋の主成分であるカキタンニンをよりミクロに分析すると、4種のカテキンポリフェノール(エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレート)で構成される高分子の化合物ということがわかりました。
カテキン類は近年研究が盛んにされていて、人に有用なはたらきがあると科学的にも明らかになってきています。
(参考:「カキタンニンの推定されうるの繰り返し構造」(松尾1977)、「日本文化に根付いた柿渋の化学」(島本 2016)より)
プチ化学:柿渋の構造

注目その2:抗菌・抗ウイルス作用

人体図
柿渋ポリフェノールの主成分であるカキタンニンは、タンパク質と強く結びつく性質があります。
この吸着力がにおいを抑えたり、菌やウイルスの不活化などにも有用であるとさまざまな研究が行われ実証されてきています。

その3:長年の発酵熟成

青柿の実を絞った柿渋。絞りたては淡黄色です。発酵熟成させることにより赤褐色~茶褐色に変化していきます。
この発酵過程で乳酸や、酪酸、酢酸などの有機酸が発生し、独特のにおいと次のような有用なはたらきを生み出しています。

  • 有益な成分が増え栄養価を高める
  • 酸が生成することで菌の増殖を抑えることで保存性を高める
  • 腸内環境を整え、栄養の吸収力があがる



大阪西川の柿渋づくりのこだわり

Commitment

微生物のはたらきである発酵は生きものなので管理や扱いなども難しいのも事実です。
さらに、柿渋は渋さもにおいも独特です。そのため近年は、柿渋の有効な成分を抽出した製品も開発されています。

しかし私たち・大阪西川は、
  • 時間をかけて受け継がれ、育まれている「柿渋」の魅力を活かしたい
  • 目に見えない微生物のチカラを借りながら、できる限り自然の力で発酵・熟成させた元来の「柿渋」も大切にしていきたい
  • と考えています。 生き物相手なので手間暇はかかりますが、昔ながらの製法で、長年培った技術と経験で、丁寧にまじめに柿渋を発酵熟成させ続けています。

    大阪西川の柿渋づくり

    渋さはポリフェノールの力、においは発酵の力です。
    人生100年時代、少しでも豊かに健康に過ごすために、いにしえの知恵で飲み継がれてきた自然からの恵み「柿渋」は安心して継続的に摂取することができます。

    今日の元気に、明日の健康に、生活習慣の中に取り入れてみてはいかかでしょうか。
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